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「選挙の争点は?」 [政治]

いよいよ「選挙に行こう!!スペシャル」 としては今回が最終回です。

前回の「安倍ちゃんと公明党」では個人(一団体)への批判的な色合いが強かったですが、

個人的にはあれでも1/10くらいしか出していません。

まあ、あまり個人攻撃も好きなやり方ではないので、かなり自重気味となりました。

個人的な思考のバイアスがかかっていることは間違いないですが、

ある側面では的を射ていると自負しております。


新聞紙上では選挙にいく意欲をそぐような記事ばかりです。

「自分が1票投じたところで、何も変わらんよ」・・・・その考えもよく分かる。

しかし、「選挙に行こう!!スペシャル」 5回目は「政治参加と選挙」でも書きましたが、

投票率をあげることに大きな意味があります。

すぐには変わらないかもしれませんが、変化の種をまくことなのです。


この「投票率」ということは今回の選挙の争点に大きく関係しています。

私の考える今回の選挙の争点は「アベノミクス」でも「原発」でもありません。

「現政治状態の維持」と「政治参加」ということです。
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まず、再々「アベノミクス」に代表される経済対策が争点にならないと言ってきましたが、

そろそろ、それは何故か?を発表します!!

散々、引っ張っといてこれかい!!っていうご批判を覚悟して書きますが、

基本的に経済を悪くしたい、と考えている人はいません。それは共産党の人でもです。

また、選挙の度ごとのアンケートでも重視する政策のトップはいつも「景気対策」です。

全ての政治家(立候補者と言ったほうがいいのかもしれませんが)と多くの有権者が

重視しているということは、誰が誰を選んでも「景気対策」は行われるということです。


好景気の概念やその恩恵、その手法には様々な考え方があります。

その一つが「アベノミクス」です。

今の為替や株価の状態が好景気(その過程)としましょう。

「選挙に行こう!!スペシャル」 3回目は「最大??の争点、アベノミクス」でも書きましたが、

今の状態はかなり劇薬的なカンフル剤を使っていることに異論のある人はいないはずです。

今、この劇薬の使用をゼロにすれば、どんなことになるのかは、ある程度は想像出来ます。

それはいくら考えの浅い民主党の面々が政権を取ったとしても、

急激な変更はしないでしょう。

彼らの掲げる「厚く豊かな中間層」を実現するために、

徐々に方向を変えていくことにはなるでしょう。

「厚く豊かな中間層の社会」って意味分からんけどね。

誰がやっても「景気のいい社会」を目指している。到達点は同じです。

それを選択の条件に出来ますか?

ある特定の経済対策を支持している人は、現在、保持している既得権益を

何が何でも守りたい人に他ありません。マイノリティーということです。


多くの選挙で現職と言われる人は「過去の実績、これまでの評価」というようなことを言いますが、

基本的に選挙は未来を選択するものです。

「過去の実績、これまでの評価」だけを争点にするのは間違っています。

あくまで、過去の実績は参考資料でしかないということです。

「アベノミクスの2年間の評価」これは争点ではなく、参考資料なのです。


ちょっと本題から離れちゃいましてけど、経済がらみで「消費税」についても・・・ちょっとだけ。

「消費税」は未来には必ず上がります。今の財政状況を放置することはできませんし、

その解決方法は消費税が最適だからなのは、あえて言うまでもないほどです。

増税は今日は無いですが、明日か明後日かの違い程度です。

これも「争点」というにはほとんど差がないですよねぇ〜〜〜

共産党が政権を取れば違うけどねぇ〜〜ただ、大企業の本社はほとんど外国になるかも・・・


かなり遠回りしましたが、「争点」の「現政治状態の維持」と「政治参加」ですけど、

本題に行き着くまでにかなりの文章量になりましたが、もう少しお付き合いください。

今の選挙は小選挙区比例代表並立制という長い名前がついています。

この制度には功罪はあります。どの選挙制度にも功罪はありますが・・・・

その特徴として勝敗に大差がつくことが挙げられます。

それはアメリカのような実力が伯仲している2大政党がある国には適していますが、

現状の日本、あるいは日本人の性格には適正は低いのかもしれません。

個人的には「緩やかな二大政党体制の政治」を理想としています。

今のやや適正を欠くような状態は「その過程にある」といいなぁ〜〜って考えています。

「緩やかな二大政党体制の政治」論については、また別の機会に。

現在は先に挙げた選挙制度の産物として、自民党の大勝ち状態にあります。

このような”一人勝ち”の状態にも功罪があります。

「功」の部分は決められる政治、スピード感のある政策実行、等々。

「罪」の部分は一定の方向に進みすぎる、独裁的、独断的になりやすい、等々。

現在はこの「罪」の面が強く出過ぎています。

前回の「選挙に行こう!!スペシャル」 6回目は「安倍ちゃんと公明党」にも書きましたが、

驕った(おごった)政治、と言われるような言動が其処此処に見えます。

また、「原発の再稼働」「集団的自衛権の解釈変更」等の政策的にも

問題があると考えている人は少なくないのでは・・・・

これを打破するのが、政治的均衡です。それは数が拮抗している状態になることです。

それぞれの政策や性格への是非はあるでしょう。

しかし、その細部が争点ではなく、今の政治状況がどうなのかということのほうが、

より重要という発想を持つべきではないのか・・・・ということです。


「政治参加」は「投票率」といってもいいです。

近々と長年との2パターンの着眼点の争点があります。

まず、近々では今回の解散にともなう総選挙は多くの有権者が???です。

その上、与党の都合で忙しい12月の選挙戦、投票となっています。

これは明らかに選挙に行かせない戦略としか言いようがありません。

無党派層、浮動票と言われる票がたくさん動くけば動くほど与党に取っては不利です。

かつて総理まで務めた先代の失言王子が「無党派層はこのまま眠っていてくれればいい」という

爆弾失言で自爆したことがありましたが、

そこまで言わないまでも気持ちは、まさに「その通り」です。

そのような解散の裏テーマを許せるのか、です。

本来ならばこれほど多くの有権者に支持を得ない解散総選挙を強行するにあたっては、

公約として投票率をかかげ、自分たちの公約ばかりではなく、

多くの人に投票してもらうような責任のある対策を取るべきです。

想定した投票率に達しない場合は支持をうけていないと判断されたに等しい・・・・

これくらいの投票率への責任は”選挙をしたほう”にあります。

また、長年という視点は、現状のような政治への失望と無関心を作り出した責任です。

これは政治家ばかりが問われることではないですが、

現状はあまりにも政治に対して関心が低いです。

これは「誰はやっても同じ」という状態を作り上げて来た政治の戦略と

政治家よりも数段優れている官僚たちが実務をこなして来たからです。

このあたりを語りだすとエンドレスになってしまうので、止めますが、

このようなより多くの無関心層を作り上げて来た策略にそろそろ逆襲をしなければなりません。

それにはまず、投票をすることです。

しつこいようですが、現状維持か変革かという判断でも、好きか嫌いかという判断でも

投票をすること、投票率を上げることで、政治への参加の思いは必ず、報われます。

ただ、ちょっと長い目で見なければなりませんが・・・・

このように「政治参加をしよう、まず、投票!!」は立派な争点です。


「選挙に行こう!!スペシャル」 全7回もこれで完結です。

もし、時間的に余裕があり、せっかくだからもう1回よ見直してやるか、という酔狂な人はこちらで。

「選挙に行こう!!スペシャル」 1回目は「議員定数削減は、一票の格差は、どうなったのか?」
「選挙に行こう!!スペシャル」 2回目は「解散の大義、このタイミング」
「選挙に行こう!!スペシャル」 3回目は「最大??の争点、アベノミクス」
「選挙に行こう!!スペシャル」 4回目は「野党の看板政策は投票に値するか? Vol.1」
「選挙に行こう!!スペシャル」 4回目は「野党の看板政策は投票に値するか? Vol.2」
「選挙に行こう!!スペシャル」 5回目は「政治参加と選挙」
「選挙に行こう!!スペシャル」 6回目は「安倍ちゃんと公明党」

今回は案外短めかなぁ、と思ってましたが、最長となっていまいました・・・・スイマセン!!

また、ここまで読んで頂いた人は毎回の長文へのお付き合い

本当にありがとうございます。


まず、選挙にいきましょう!!14日は真冬並みの寒波の真っ最中です。

こんな寒いのにどこにも遊びにはいかんでしょう。

散歩がてら、歩いて行けば身体も温まりますよ。

前回の戦後最低の投票率を更新しないことを祈りながら、

「選挙に行こう!!スペシャル」を終了します。


来週は久しぶりに忙しいので、ゆる〜〜〜いネタでの更新にします。

また、お付き合い下さい。


マッサン:今日のツッコミ

-今日は哀しかったねぇ

-昔の家は階段が急だから、両手がふさがってのあの長いスカートの危険には

-マッサンはもっと敏感になるべきだったねぇ

-英一郎君の今後も心配だなぁ。

-英一郎君が医者を呼びに行って、ものすごい大慌てで走って帰って来たのに

-医者と看護婦(当時は看護婦)は落ちついて歩いて来たのに、

-ほとんど同じに家に着いたって・・・・かなり変じゃねぇ

-英一郎君がどんだけ足が遅いか、医者と看護婦がどんだけ歩くスピードが早いか・・・

-もう少し細部の演出に注意しろよ!!

それではごきげんよう、さようなら。

タグ:投票率 争点
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